ネイリストが覚えておくべき専門用語

ネイルサロンで働き始めると、先輩たちから聞き慣れない専門用語で指示を受けることもありますよね。そうした時に戸惑うことなくスムーズにお仕事を進めるためにも、ネイリストならではの専門用語は身に付けておきたいものです。

本記事では、新人ネイリストの方や美容学生さんが知っておくと役に立つネイル専門用語をまとめました。
今回は、【ヤ行・ラ行・ワ行】の専門用語をご紹介します!

やすり(ファイル)

地爪やネイルチップを削って長さや形を整えるための爪やすりのこと。
様々な種類の素材や形があり、用途に応じて使い分けが必要です。
また、やすりの目の粗さを示す数字をグリッドと呼び、グリッド数が小さいほど目が粗く、数字が大きくなると目が細かくなります。
例えば、堅いジェルをオフする際には、グリッド数80~100ほどの目の粗いやすりを、ジェルを装着する際の地爪のサイディングには柔らかい素材で目の細かい180~200のものを使うのがオススメです。

UVトップコート

ネイルカラーやスカルプチュアの黄ばみを予防するためのトップコートのことで、紫外線(UV)をカットする成分が含まれています。

UVライト(UVランプ)

ジェルネイルを固める際に使用するライトのこと。
ネイルポリッシュは自然乾燥によって固まりますが、ジェルネイルはUVライトをあてないと固まりません。
これは、ジェルネイルの主成分の性質に関係があります。
ジェルネイルは主に合成樹脂と光重合開始剤から成っており、光重合開始剤は自然乾燥では固まらず、UVライトをあてることで化学反応を起こして硬化します。
その性質を活かして、ジェルネイルが開発され、今ではほとんどのサロンでUVライトが使われています。

油分除去

ジェルネイルを装着する際にプレプライマーなどを使って地爪の油分や水分を取り除く下準備のこと。
油分除去をしておくことでジェルが剥がれたり浮いたりしにくくなります。

ユニコーンネイル

レインボーカラーのような複数の色が入り混じっているユニコーンパウダーを使って、オーロラのような幻想的な輝きのネイルを作り出すネイルアートのこと。
光の当たり具合や角度によって見え方が変わり、様々な輝き方をする特徴があり人気を集めています。

翼状爪膜(よくじょうそうまく)

キューティクル(甘皮)が過度に伸びすぎてしまい、爪が作られなくなってしまった状態のことを指し、足の小指などによく見られる症状です。
痛みや痒みを伴うことはほとんどありませんが、爪が正常に伸びておらず、決して良い状態とは言えません。
こうした症状を防ぐためにも、こまめなキューティクルのケアが大切です。

ラインストーン

ネイルアートの際に使うキラキラとした小さな石のことで、スワロフスキーやアクリルストーン、パールなど様々な種類があります。
ラインストーンを施す際はトップコートでしっかりと接着しましょう。

ラウンド

爪の先端は緩やかなカーブを描き、外側をストレートにした爪の形状のこと。
サイドがストレートな形のため、爪の幅がほっそりとして見え、女性らしい華奢な印象を作り出します。
地爪が大きくネイルアートによって派手に見え過ぎてしまったり、爪の幅が広い方にオススメの形です。

卵殻爪(エッグシェルネイル)

爪の甲が薄くなり、爪が伸びるにつれて内側に湾曲してしまう症状のことで、エッグシェルネイルと呼ばれています。
卵殻爪の状態になると爪が割れやすくなり、さらに悪化すると巻き爪や陥入爪の症状を引き起こしかねません。
こうした症状を招かないためにも、オイルなどで爪を保湿し、こまめにケアすることが大切です。
また、万が一卵殻爪になってしまった場合は、自分で治療などはせず皮膚科や専門医を受診しましょう。

リッジフィラー

爪の凹凸を目だたなくし、爪の表面を滑らかにするためのネイルアイテムのこと。
凹凸をなくすだけでなく爪を補強する役割もあり、地爪が薄い方や折れやすい方はリッジフィラーを使うことで爪が強化されます。
また、ネイルカラーを使用する前にリッジフィラーを塗ることによって発色や持ちもよくなります。

リフト(リフティング)

ジェルやスカルプチュアが地爪から浮いてしまう状態のこと。
一部が浮いてきた場合は、ネイル用接着剤やトップコートで応急処置をすることも可能です。
ただし、あくまでも応急処置で、地爪とジェルやスカルプチュアとの間に水や汚れが入ることでグリーンネイルを引き起こしかねないため、早めにお直しすることが大切です。

リペア

ひび割れてしまった地爪や欠けてしまったスカルプチュアを補強したり補修したりしてネイルを長持ちさせる技法のこと。
爪やスカルプチュアの状態により、シルクラップやグルー、レジンなど様々な素材を使い分けて修復します。

リムーブ

リムーバー(除光液)を使ってネイルカラーをオフすること。
カラーオフやポリッシュオフなどと言うこともあります。

ルーススキン

キューティクル(甘皮)の下に生える薄い皮のことで、甘皮と同様キューティクルオイルなどで保湿することで、健康的で丈夫な爪が生えるようになります。
また、余分な甘皮を処理する際、ガーゼなどを使ってルーススキンも丁寧に処理しておくとネイルの持ちも良くなります。

ワンタッチネイル

裏側に接着剤がついているネイルチップのことで、地爪に乗せて軽くおさえるだけで、誰でも簡単にネイルアートを楽しむことができるアイテムです。
装着だけでなく取り外しも簡単にでき、日常的にはジェルやスカルプチュアを施せないけれどイベントなどでネイルアートを楽しみたいという方にもオススメです。

ワンポール

最初につくるアクリルミクスチャーで、多くの場合フリーエッジにのせるミクスチャーを指します。
ひとつのミクスチャーをワンポール、ふたつのミクスチャーであればツーポールと呼びます。

まとめ

今回は、すぐに使えるネイル専門用語【ヤ行・ラ行・ワ行】編をご紹介しました。
しっかりと専門用語を身に付けておくことでお仕事をスムーズに進めやすくなるだけでなく、お客さまへの丁寧なご対応やご提案にも繋がりますよ。

これからネイリストを目指す方やネイリストとしてスタートしたばかりの方は、ご紹介させていただいた専門用語もご参考にしていただきながら、積極的に学んで知識を深めてくださいね!

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