美容師業界の内情!離職率の高さと対策

美容師といえば、華やかな職業のイメージがありますよね。憧れる方も多いと思います。
でも、ちょっと待って。
憧れの美容師に就職しても、もしかしたらすぐに退職を考えてしまうことになるかもしれません。その理由は美容師の離職率の高さ

厚生労働省が発表した美容師の離職率に関する統計資料によると、1年以内の離職が約50%、3年以内の離職80%、10年以内の離職が約90%となっています。10人美容師に就職しても、そのうちの5人はなんと1年以内に離職してしまうんです。これは他の職業よりもずっと高い離職率です。

でもすぐに辞めるつもりで美容師の世界に入られている方はきっといませんよね。それなのに、なぜこんなにも離職率が高いのでしょうか?

本記事では美容師を辞めてしまう理由や、美容師を辞めてしまう前の対策まで解説しています。現在美容師として働いている方やすでに離職してしまったけれど美容師免許をお持ちの方、これから美容師になりたいと考えている方の参考になれば幸いです。

美容師をなぜ辞めるの?原因は?

高い授業料を払って美容学校に通い、晴れて美容師という人気の職業に就いたにも関わらず、離職率は高い。美容師免許は、国家資格で簡単に取得できるものではりません。

それなのに、すぐやめてしまう理由は一体どこにあるのでしょうか?

一般的な離職の原因は、激務であったり、お給料面の待遇の悪さ、勤務時間、人間関係や体調不良までさまざまあると思いますが、美容師についてはどうでしょうか?

美容師の労働条件や待遇などの特徴から詳しく見ていきましょう。

労働時間が長いのに収入が少なく、福利厚生が手薄い

美容師免許を取得し、美容師になっても最初は「アシスタント(シャンプーなど、先輩の補助)」からのスタートです。新卒では他の職と変わらない程度の収入が見込めそうですが、注目していただきたいのが、美容師の労働時間です。

拘束時間が平均的に長いうえ、1年目や2年目など新人アシスタントのころには営業時間をすぎた閉店後のお店で個人練習をすることもあり、帰宅が夜遅くなりがちです。

「労働時間に対する収入が割に合わない」と安い賃金になげく美容師も多いです。また、美容師には専用のハサミや、個人で揃えなければならない道具も多く、出費もかさみます。そのため、入社後に「イメージしていた労働環境と違う」と、ギャップを感じる方も多くいるようです。

また、福利厚生の手薄さも離職を考えるきっかけのひとつ。
法人化しているような大手サロンでは福利厚生が充実していることも多く、すべての美容室に当てはまるわけではありません。ですが、個人経営のサロンでは、法人化しているサロンとは違い社会保険に加入していないことも。したがい、もろもろの保険についても加入できないうえ会社が負担してくれないため、毎月の収入から全額自費で支払わなければならないというのが現実。

その他、一般企業では「住宅補助」や「家族手当」等がありますが、こちらも社会保険などと同様にほとんどもらえることはないそう。

休みが周りと合わない

サービス業全体的にいえることですが、土日祝休業の美容室はほとんどみかけませんよね。むしろ、土日はかき入れどきにあたり、忙しくしていることが多いと思います。

そこでよく聞くのが、「周りの友だちと遊べない」や、「恋人との休みが合わない」などの悩み。プライベートも充実してこそ、仕事も頑張れる。ワークライフバランスが実現できないことが、離職を考えるきっかけになりえます。
あとになって、「美容師の仕事をやめとけばよかった・・」と後悔してしまう方も中にはいます。

肉体的・精神的なストレス

美容師は立ち仕事です。最近では、椅子に座ってカットをしている姿も見かけますが、基本的ははずっと1日中立ちっぱなしですよね。そのうえ、シャンプーやカットなどかがんだり中腰になって低い姿勢で行う作業も多く、慢性的な腰痛を抱えてしまう方も少なくないそう。肌が弱い方はシャンプーやカラー剤によって手荒れを起こしたり、長時間ハサミを動かし続けるため腱鞘炎になってしまうことも。

また、美容室の休業日がどこも似た曜日なのは、その曜日に講習会や勉強会が入ることが多いから。求人情報に「週休2日」と記載されているサロンも多くありますが、休みの日にも仕事の予定が入ることを考えると、なかなか疲れがとれませんよね。

身体のトラブルを抱えてしまったり、実質的な休日が少ないことは離職を考える大きな理由になりそうですね。

「美容師辞めたい…」悩んだ時は?

紹介してきた離職理由はどれも大きな悩みばかりでしたね。

でも、せっかく頑張って就職した美容師の仕事。簡単に辞めたくはありませんよね。ここからは美容師の免許を活かして働き続ける方法3つを紹介します。

別のサロンへ転職してみる

「別のサロンへの転職」はいちばん最初に思いつく案だと思います。美容師を辞める前に、べつの希望に合うサロンを探してみても良いかもしれません。

実際に働いてみたからこそ見えてくるものもありますし、自分の経験も踏まえてサロンを選び、新天地で頑張ってみることもひとつだと思います。

独立する(フリーランス)

自分のペースで働けるフリーランスも、ある程度技術と知識がついてきた場合にオススメの働き方です。働く時間や休日も自分の好きなペースで決められ、自分が頑張った分だけの収入が得られます。

最近では「面貸し(ミラーレンタル)」のようなサロンを間借りする形で働くことができたり、面貸し専用のシェアサロンなども増えてきており、フリーランスとして活動しやすい環境が整ってきています。

美容師免許を活かした別の職業への転身

美容師免許を活かしたお仕事は、決して美容師だけではありません。

ヘアメイク、まつげエクステ・パーマ、アイブロウなど…お顔に触れるような美容関係のお仕事も、実は美容師免許が必要なお仕事です。美容業界から離れる前に、一度こういった職種への転身も検討してみてはいかがでしょうか?

(↓)美容師の退職をお考えの方におすすめの記事

美容師資格を活かせるパーツ美容

お給料や福利厚生に不満を抱えやすく、身体的・精神的にもハードな美容師の離職率は高め。でも、美容師は「人を綺麗にするお仕事」として、憧れて業界に入ってくる方も多い職業ですよね。

もし美容師の仕事がつらく、美容師免許を活かした別の働き方をご検討中の方には、【ピアスグループ(ピアス株式会社)】での仕事がおすすめです。

ピアスグループでは、美容師免許を活かした下記のお仕事が可能です。

- アナスタシア ミアレ(職種:アイブロウスペシャリスト)
- ビューズ(職種:アイブロウスタイリスト)
- インフェイシャス(職種:アイスタイリスト)
- ケサランパサラン(職種:アイラッシュデザイナー)


いずれも美容師免許が必須のお仕事となり、もともと美容室で勤務されていた美容師からの転身者も多数活躍しています。
どのブランド・職種に就いても、美容師と同じく「人を綺麗にするお仕事」です。

アイラッシュ/アイブロウなどについては専門スキルとなりますが、未経験でも「パーツ美容のプロフェッショナル」を目指すための基礎からしっかり学べる研修制度があり、サポートも充実しています。

働き方も、あなたのライフスタイルに合わせて柔軟に選べるんです。

美容師の悩みも解決できる環境

美容の仕事を諦めたくない、でも本当にピアスグループで働いたら美容師のみなさんの悩み・問題を解決できるの?と思われた方、安心してください。

ここからはピアスグループで働くメリットを簡単にご紹介します。

ピアスグループ|手当など福利厚生充実

手当など福利厚生充実

  • 社会保険などの各種保険完備
  • 賞与年2回、昇給年1回
  • その他、住宅補助(規定)なども

美容業界大手ならではの充実した福利厚生が魅力。

月々の給与に加え、年に2回の賞与が支給されますし、年1回の昇給査定もあります。
もちろん、社会保険などの各種保険についても完備されています。

その他、住宅補助(規定)があり、地方から都会に出て一人暮らしをしているスタッフも数多くいます。
日々充実して仕事とプライベートを両立することが可能な収入が得られます。
(↓)住宅補助制度については下記記事でもご紹介しています

ピアスグループ|自分の時間を大切にできる

残業ほぼなし・お休みの制度充実

  • 月8日休、または月9~10日休と選べる休日制度
  • 月2回の希望休制度で調整すれば土日の休みもとれる
  • 連休取得も可能
  • 残業はほぼなし。残業の場合15分単位で手当支給
  • シフト制で休憩時間もしっかり確保

ピアスグループでは月8日休、または月9~10日休と選べる休日制度や、月2回は希望休も提出できます。調整すれば土日休みや連休を取得することも可能です。さらに、美容室ではよくある残業がほとんどありません。

また、休日に勉強会・講習会が入ることはありません。技術向上やトレンドのキャッチアップのための勉強会などの開催はありますが、参加する場合は出勤扱いになります。

ご自身やご家族のペースを大切にしたい方にはぴったりです。

ピアスグループ|手荒れ・腰痛の心配なし

手荒れや腰痛の不安なし

  • 薬剤に触れることがほとんどないので手荒れのリスクなし
  • 長時間同じ体勢で施術することがないため、腰痛などになりにくい

ピアスグループでは、施術時に眉やまつげにも専用のワックス剤や薬剤を使用することがありますが、広範囲に塗るものではなく、量も大幅に少ないため、手荒れしにくいのがメリット。ヘアサロンからの転職者の中には、シャンプーやカラー剤による手荒れが解消され、好きな美容の仕事を続けられると喜んでいる方もたくさんいます。

また、パーツ美容のサロンでも、お客様のお顔をのぞきこむような姿勢で、中腰になることはあります。ですが、長時間同じ体勢ではありませんし、低めの椅子を置くなど、対策を講じています。腰痛のため、美容院を辞めざるを得なかった方も、ピアスグループに転職後は腰痛が改善され、イキイキと働いています。
(↓)手荒れがきっかけで美容師をやめてパーツ美容の道を選んだスタッフへインタビュー

ピアスグループ|産休・育休・時短勤務制度

女性が働きやすい制度

  • 産前産後休暇・育児休暇の取得実績多数
  • ママになってからも働きやすい時短勤務制度

女性として「結婚後、出産後の仕事の続け方」は一度は悩んでしまうこと。福利厚生やお休みの制度が整っているかどうかは重要なポイントですよね。

ピアスグループでは、妊娠、出産しても安心して働き続けられる制度が整っています。
産休・育休・時短勤務制度など、子育てと両立できる制度が整っているので、ライフステージに合わせて活躍できます。
(↓)産休・育休を経て復帰、仕事と子育てを両立するスタッフの1日のスケジュールは?

ピアスグループ|キャリアアップも可能

ピアスグループではスタッフのキャリアアップについて様々な方向からフォローできる体制をご用意しています。

全くの未経験であったり、長くブランクのある方でも安心してスタートを切れる徹底した研修とサポート。
また、これまでの経験を活かした得意分野を伸ばしたり、反対に苦手とする分野でもスタッフに合わせた課題に取組むなど個人と向き合った技術習得が可能です。

(↓)ピアスグループだから実現できたキャリアアップの一例をご覧ください

美容師は高離職率。自分を大切に。

今回は美容師の高離職率の理由や、その対策を紹介してきましたが、いかがでしたか?

「せっかく美容師を目指して頑張って資格を取得したから・・」と、つらい状況でも頑張っている現役の美容師の方も多いと思います。そんなときは無理をせずに周りに相談したり、転職をお考えの方は次のキャリアのひとつとして「美容室以外で美容師資格を活かせる働き方」についても考えてみてくださいね。

美容師として働いた経験のある方からは共感できる内容があったり、これから美容師になろうと頑張っている方には業界の雰囲気を感じ取ってもらえる内容になっていたら嬉しいです。
ピアスグループではこんな方をお待ちしています。

- 美容師免許をお持ちの方
- 眉メイクに興味のある方
- 接客が好きな方
- チームワークを大切にする方

美容師免許を活かせるお仕事にご興味のある方は、ぜひ応募してみてくださいね。

(↓)ピアスグループのことをもっと知りたいという方は下記記事もおすすめ
(↓)ピアスグループの採用情報は下記リンクより検索

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