美容師が「辞めたい」と考える理由とは

華やかなイメージへの憧れや、手に職をつけたいという気持ちで美容師資格を目指し、夢や希望を持って美容師になったという方も多いことでしょう。
一方で、憧れを抱いて美容師への夢を叶えたにもかかわらず、残念ながら「辞める」という選択をする人が多いのも事実です。

退職理由として多いのは、アシスタントとしての下積み期間の長さや労働環境への不満、経営や店舗との考え方の不一致などが挙げられます。
また、経験年数や美容師としてのキャリアによっても退職理由は違うもの。
ここでは、キャリア別に考えられる美容師の退職理由についてみていきましょう。

▼美容師の離職率や離職理由についてはこちらの記事でもご紹介しています。ぜひ合わせてお読みください。

アシスタント1年目 下積み期間での挫折

多くのサロンでは、入社1年目はまず、アシスタントとして配属されます。
アシスタント期間は店舗によって異なりますが、おおよそ3年程度。

下積み期間でもある入社1年目は、開店前の準備や接客、掃除、技術面ではシャンプー、トリートメント、カラー塗布の補助など、ハサミを持たない仕事をメインに任されます。

水仕事が多いことから手荒れに悩む方もでてくるでしょう。
また、スキルアップのための練習は営業時間内では難しいため、残業して勤務時間外に行っているという方も少なくありません。
入社1年目は、同じ作業の繰り返しで「やりたい仕事内容をさせてもらえない」と感じたり、長時間の拘束や割に合わない給与により「思っていたイメージと違う」と悩んだりして挫折してしまうことが離職理由のひとつです。

アシスタント3年目 昇格への焦り

下積み期間で挫折せずに続け3年ほど経つと、ようやくアシスタントを卒業できる方もでてくる頃です。同期ではスタイリストへ昇格する人もいるかもしれません。
そんな状況の中、なかなか昇格できずにいると焦りもでてくるでしょう。

実際には、働く店舗の方針などによってもキャリアアップの段階やスピードが異なるため、"3年目"というのはあくまでも目安。
自信をなくしたり焦りを感じたりする必要はありません。

とはいえ、目標があるにもかかわらず、アシスタント期間が長く続くと不安を感じることも当然です。
「このサロンで働いていても何も変わらないのでは?」「このまま成長できなかったらどうしよう」
そんな想いから離職してしまう方もいるようです。

スタイリストデビュー 急に責任がのしかかる

晴れてスタイリストになると、お客様の担当をもつことになります。
下積み時代のシャンプーや掃除などの業務とは異なり、ハサミを持ってお客様の髪をカットしたり、お客様に指名していただいたりすることで、これまでとは違ったやりがいを感じることも増えるでしょう。

やっと美容師として思い描いていた活躍ができるようになる反面、接客技術やカット技術が、直接サロンの評価へとつながり、のしかかる責任が急激に大きくなる時期でもあります。

慣れないうちはミスや接客態度に対してクレームを受けることや評価の悪い口コミ情報を書き込まれることも。やはり自分には向いていないのではないかと、スタイリストになった自分に自信をなくしてしまう方もいます。

また、スキルアップを目指すために残業や休日出勤をして外部研修や勉強会などに参加したり、撮影関連のお仕事を引き受けたりすることも増えてきます。

自信をなくした上に、厳しい労働条件が続くとモチベーションが下がってしまい、このタイミングで違う道への転職を考える方もいます。

スタイリスト3年目~ 将来について考える

一人前の美容師として活躍し、指名も増えてきた頃、自分なりのスタイルや特徴も確立しはじめて、余裕も出てくるでしょう。

美容師の多くが20歳頃までに就職しますが、入社して5年以上が経過したこの頃、特に女性は同世代の結婚・妊娠などの話題も増えてきます。

この時期には、将来のライフプランやキャリアプランについて考え出す方も多いことでしょう。
今のサロンで店長を目指す方、将来の独立のために会社経営を学びたいと考える方、結婚・出産を機にサービス業で働くことを諦めてしまう方もいます。
専門職であるからこそ、キャリアが限られていると考え離職してしまう方も少なくないようです。

【離職理由別】おすすめの転職先

このように美容師の仕事は、体力も忍耐力も必要です。
一方で、お客様を綺麗にしたり喜んでいただいたりできるやりがいの大きな仕事。

「辞めたい」と考えている方も、辞める前に一度長い目で見て、現状、改善点、目標、将来についてまずは自分自身を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

それでも今の職場を辞めたいと決意したのであれば、次のステップに向けて前向きに進むことが大切です。
ここからは、次のステップとしておすすめの転職先について、離職理由別にご紹介します。

【離職理由】アシスタントの仕事がつらい

アシスタント期間はスタイリストになるための修行期間。あなたには今後スタイリストとして成功する可能性の幅がまだまだあります。叶えた夢である「美容師」の技術を、スタイリストになって開花させるためには下積み期間はとても大切な時期なのです。

また、転職するにあたって、スタイリストになる前に辞めてしまったという退職理由は「忍耐力が足りないのか?」と、指摘されて不利になることもあります。

【おすすめのキャリアは?】
入社して3年以内の方は「辞めたい」という意志をこらえ、一度踏みとどまってみても良いかもしれません。

「辞めたい」理由を1人で抱え込まず、一度、周りの先輩や同僚・友人など誰かに相談してみてはいかがでしょうか。スタイリストとして活躍する先輩であれば、同じ境遇を乗り越えてきたはず。新たな目標が見つかる可能性もありますよ。

もしそれでも転職を決意して職場を変更するのであれば、まずは十分に労働環境やキャリアアップについての下調べをしておきましょう。
特に、美容師としてまだ続ける気があるのであれば、転職して働き方が改善されたとしても“アシスタント”としての再スタートということになります。同じ理由で辞めてしまうことにならないよう、納得のいく働き方ができる転職先を決めるようにしてみてくださいね。

【離職理由】肉体的・精神的疲労

人間関係などによる精神的疲労や、手荒れや腰痛に悩む方もいることでしょう。

美容師のお仕事が好きな方であっても体調を崩す場合は無理に続けることをせず、新たな道を探すことも一つです。
「せっかく美容師免許を取得したのに、美容師を諦めるなんてもったいない」と思われるかもしれませんが、美容師免許は美容師以外の道でも活かすことができます。

【おすすめのキャリアは?】
美容師免許が活かせる仕事のひとつとして注目が高まっているのが、”アイブロウスペシャリスト”というお仕事。
未経験でも始めやすい点もおすすめポイントのひとつです。
元美容師からの転身者も多く、『座って施術を行うので体力的にも負担が少なく、美容師時代の悩みだった手荒れもなくなりました。』という声も。
手荒れや腰痛が原因で美容師を辞めてしまった方にとっては、好きな美容のお仕事に携わりながら活躍できるチャンスではないでしょうか。
きっと美容師資格を活かしながら、美容師時代とは違ったやりがいを感じられるはずですよ。
実際にどんなお仕事なのか?気になる方はぜひ以下の記事もチェックしてみてください。

【離職理由】労働条件に不満

残業や長時間労働に不満がある方は、サロンを変えてみるのも一つかもしれませんが、どの店舗でも美容師としてスキルアップするための練習などは、営業時間内では難しいものです。
また、サービス業のため、土日祝休みや連休が取りにくい場合も多いでしょう。
こうした労働環境から、結婚・出産を機に離職を考える方も少なくありません。

【おすすめのキャリアは?】

美容師として、土日祝休みや残業なしなどの自由な働き方を選ぶ方法があります。
「業務委託美容師」「派遣美容師」「フリーランス美容師」などの働き方をご存じですか?
どういった雇用形態なのか、以下の記事で詳しくまとめています。参考にしてみてください。

円満に退職するための3つのポイント

今の仕事を辞めようと決意しても、「どう伝えたらいいか分からない」「怒らせてしまったり引き止められたりしたらどうしよう」となかなか言い出せずに方もいるかもしれません。
退職というとマイナスなイメージを抱くかもしれませんが、あくまでも次のステージへの前向きなステップ。
ここからは、円満に退職して気持ちよく次のステップに進むための3つのポイントをご紹介します。

退職日は余裕を持って申し出る

退職の際、法律上は2週間前に申し出れば会社を辞めることができます。
しかし、急な退職はサロンの人手不足に繋がり、他のスタッフやお客様に迷惑がかかることも。

業務やお客様の引継ぎをしっかりとして円満に退職するためにも、余裕を持った申し出をすることが大切です。
目安として半年~1年前に申し出ておけば、あなたが退職した後の人員配置や引継ぎも十分可能でしょう。
これまでお世話になった先輩や同僚、お客様への感謝の気持ちを忘れずにきちんと配慮することで、退職後も良好な関係性が続けられ、次のステップも応援してもらえるのではないでしょうか。

退職理由は前向きにはっきりと伝える

退職にあたって、「退職する理由」は最も伝えにくいことでしょう。
しかし、理由を曖昧にしてしまうと、条件や待遇の改善などを引き合いに出して引き止められ、辞めづらくなってしまうことも。
「辞めよう」と決心しているのであれば、曖昧な言い方はせず、あなたの決意をはっきりと伝えることが大切です。
「〇〇にチャレンジするために転職することにしました」「退職後は△△の仕事をします」など、あなたの意志や想いを真摯に伝えることで、納得してもらいやすくなり円満退職にも繋がりますよ。

不満や悪口は言わない

「辞めよう」と思う理由は人それぞれ様々。
中には「経営方針に納得がいかない」「給与や待遇面に不満がある」「考え方の合わないスタッフがいる」など、サロンへの不平不満を抱えて退職を決意するケースもあるでしょう。
しかし、退職する際にそうした不満をぶつけても後味が悪くなるだけです。
お互いに気持ちよく送り出してもらうためにも、退職理由を伝える際はサロンへの不満や悪口は避け、前向きな内容を伝えるように心がけましょう。

美容師資格を活かしてキャリアの可能性を広げよう!

今回は、美容師が辞めたいと思う理由や、退職理由別のおすすめキャリアアッププランなどをご紹介しました。
少しでも、次なるステップが見つかるきっかけとなれば幸いです。

他の美容室へ転職する道、フリーランス美容師として活躍したり独立する道、美容師資格を活かしてキャリアチェンジする道など、美容師としての経験を活かしてぜひ可能性を広げていってくださいね。

美容業界大手の【ピアスグループ】では、結婚や出産後も家事や育児と両立しながら安心して働き続けられる環境をご用意し、美容師からの転身者も多数活躍しています。
もちろん未経験であっても、研修制度やキャリアアップ制度が整っているので、段階を踏んでステップアップしていけますよ。

産休・育休制度・各種手当など充実した福利厚生のほか、連休取得月9~10日休の働き方も選択できるなど、私生活の充実も叶います。

「美容師を辞めたい」と決断しても、せっかく手にした美容師資格という国家資格を、新しい道でもぜひ活かしていただきたいと強く願っています。

以下の記事で、ピアスグループで働く女性社員が、産休を経て復帰した後の働き方についてインタビューに答えています。仕事と育児を無理なく両立されている様子がうかがえました。
メリハリをつけて勤務できることで家庭との両立がしやすいという点は、ワーキングママにとっては安心ですよね。気になる方はチェックしてみてください。
ピアスグループでは、美容師免許を活かした下記のお仕事が可能です。

- ケサランパサラン(職種:アイラッシュデザイナー)
- アナスタシア ミアレ(職種:アイブロウスペシャリスト)
- ビューズ(職種:アイブロウスタイリスト)
- インフェイシャス(職種:アイスタイリスト)


どのブランド・職種に就いても、美容師と同じく「人を綺麗にするお仕事」です。

アイラッシュ/アイブロウなどについて未経験でも「パーツ美容のプロフェッショナル」を目指すための基礎からしっかり学べる研修制度があり、サポートも充実しています。

ピアスグループではこんな方をお待ちしています。

- 美容師免許をお持ちの方
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