アイリストはどんな仕事?

目元はお顔の中でも重要なパーツ。アイリストは、まつげをケアすることによってお客さまの目元を美しくして理想の美を叶えます。細かな作業があるまつげエクステンションや薬剤を使用するまつげパーマなどの施術を行うため、集中力や繊細さ、専門知識などが必要となるお仕事です。

まつげエクステンションの施術は集中力が大切

まつげエクステンションは、一般的に「マツエク」や「まつげエクステ」と呼ばれる施術です。グルーと呼ばれる接着剤で地まつげにアイラッシュという人工のまつげを植毛して、ボリュームアップや長さの調整を行います。

ツィザーと呼ばれるピンセットを使い、地まつげの根元から1~1.5mmの位置にアイラッシュを1本ずつ装着していきます。片目で100本以上植毛することもあり、1~1.5時間ほどの長時間の施術になるため、細かい作業が好きな方や「集中力」に自信がある方におすすめの職種です。

また、アイラッシュにはさまざまな太さや長さ、カラーがあるため、事前のカウンセリングでお客さまのお好みやご要望を正確に聞き出す必要があります。「コミュニケーション能力」が大切となるので、人と接することが好きな方に向いています。

まつげパーマの施術は専門知識が必要

まつげパーマは、専用のパーマ液で地まつげをカールさせて目元の印象を変える技術です。専用のロットで固定した地まつげをグルーで1本ずつ上げていき、パーマ液でカールをつける施術を行います。1~2時間ほどの施術時間で、こちらもまつげエクステンションの施術と同じく「集中力」を必要とします。

お客さまの目から近い場所にパーマ液を塗布するため、目や皮膚のトラブルが起こらないように細心の注意が必要となります。薬剤の正しい知識や取扱方法をしっかり学んで、安全な施術を心がけることが大切です。


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アイリストになるには美容師資格が必要

アイリストになるには、どのような資格が必要なのでしょうか?
ここからは、アイリストになるための資格について解説します。

アイリストの資格①|美容師免許が必須

アイリストになるには、美容師免許が必要です。
もともと、まつげエクステンションは資格がなくてもできる施術だったのですが、専門知識がない無資格の状態でもできることから、施術や接客のレベルが下がりトラブルが続出しました。
そこで、2008年3月7日に厚生労働省から「まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について」が通達されたことで、美容師免許が必須となったのです。

アイリストの資格②|未経験者ならこの資格があると有利

未経験者であれば、「日本まつ毛エクステンション認定機構(JECA)」が発行している「安全技術師」「認定機構1・2・3級」「認定講師」の資格を持っていると、アイリストのスキルを証明することができ、就職や転職の際に有利となる場合があります。

特に、おすすめなのは「安全技術師」の資格です。こちらは、美容師免許が取得条件になります。「安全技術師」の資格があると、「日本まつげエクステンション協会(JLA)」の「アイデザイナー技能検定試験」を受けられます。正しい技術と知識の向上を目指すことができるため、アイリストとしてキャリアアップしていきたい方にはぜひ取得していただきたい資格です。

アイリストは美容師と異なり、即戦力と認められれば、下積みなしで一人前の仕事を任せてもらえるサロンがたくさんあります。これらの資格があれば、より早く一人前として認められることも夢ではありません。できるだけ早い段階で活躍したいという方は、資格の取得を目指しましょう。

美容師免許を取るための専門学校の選び方は?

アイリストになるために必須の「美容師免許」を取得するには、専門学校に2年以上通う必要があります。専門学校では、アイリストに必要なスキルもしっかり学べるため、卒業して就職した際も即戦力になることができます。
ここでは、専門学校の選び方についてご紹介していきます。

さまざまな専門学校が多く存在していますが、大きく分けると「学校法人」が運営している学校と、サロンが運営している学校の2種類です。

学校法人で運営している専門学校は、文部科学省が認めた学校です。国から認められているため、カリキュラムや体制など安心して授業を受けられるメリットがあります。

一方、サロンが運営している専門学校は、アイリスト業界の組合が運営しているので業界によく精通しています。そのため、就職先が見つかりやすかったり、最新の情報が入りやすかったりするなどのメリットがあります。しかし、サロンが運営している専門学校は特定のサロングループとの深いお付き合いがある場合多いです。

専門学校選びでは、どのグループとの関わりが深いかを調べ、就職先としてそのグループは自分に合っているかなども検討しましょう。

また、専門学校によって学費や選択科目、校風などもさまざま。予算や自分が学びたいこと、自分に合った環境をよく考えてから、それらに合った専門学校を選ぶことも大切です。

未経験者がおさえるべき採用面接のポイント2つ

さて、実際にアイリストになるための就職活動や転職活動を行う際に、どのようなことに注意すべきなのでしょうか?ここでは、面接でおさえるべきポイントを2つご紹介します。

面接のポイント①|志望動機で熱意をアピール

アイラッシュサロンへの就職・転職を考えている方のなかでも多いのが、「美容師免許を活かしたいから」という志望動機。美容師免許を活かしたいのであれば、その上でどうしてアイリストになりたいのかというポイントが伝えられると、志望度の高さをよりアピールできるでしょう。

「美容師ではなく、アイリストとして働きたい」という熱意が伝わるように、志望動機を練ることをおすすめします。例えば、アイリストについてよく調べることで美容師との違いを明確にし、アイリストにしかない魅力は何か、考えてみましょう。

面接のポイント②|仕事内容をよく理解する

面接では、アイリストのお仕事のイメージについて聞かれることが多いです。面接担当者は志望者が抱いているイメージと実際の内容に相違がないか、確認したいと考えています。

美容業界は華やかなイメージですが、それだけでなく現実的な仕事内容もしっかり理解しているということをアピールし、それでもアイリストとして頑張っていきたいという強い意志を伝える必要があります。さらに、事前にアイリスト業界について調べておき、具体的な例を加えて説明すれば、より好印象な面接となるでしょう。

眉を美しく整えるアイブロウリストも美容師免許を活かせる

ここまで、アイリストについてご紹介しましたが、同じく目元を美しくするお仕事で美容師免許を活かせる職種として「アイブロウリスト」があります。

アイブロウリストは、眉のスタイリングに関する技術と知識を持った専門職。お客さまの魅力をより引き出す眉のデザインを一緒に考えて、濃さや長さなどを調整します。不要な毛を専用のワックスで脱毛したり、ハサミでカットしながら眉の形を整えたり、眉のエクステンションを行ったりして、お客さまの眉を美しく仕上げていきます。

美容師免許を活かして働きたいとお考えの方は、ぜひ選択肢の一つとしてアイブロウリストも考えてみてくださいね。


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アイリストやアイブロウリストとして活躍できるピアスグループ

ここからは、アイリストやアイブロウリストになりたいと考えている方におすすめのサロンを4つご紹介します。

いずれも美容師免許が必須のお仕事で、もともと美容室で勤務されていた美容師からの転身者も多数活躍しているんですよ。

ケサランパサラン(職種:アイラッシュデザイナー)

ケサランパサランは、独自のパーツ美容とメイクアップで、化粧品だけでは実現しないお客さまの「なりたい顔」を叶える、フェイスデザインの専門店です。

創業以来、時代をリードしたメイクアップ製品で多くの女性から愛されてきました。

まつげエクステンション「アイラッシュデザイニング」、眉デザイン「アイブロウデザイニング」のパーツ美容を展開し、高度な技術とデザイン性で、美意識の高い幅広い年齢層の女性たちから信頼されています。

ケサランパサランのアイラッシュデザイナーは、カウンセリングでお客さまのご要望や目の形に合ったデザインを決定し施術を行います。さらに、施術後の仕上がりをより際立たせるメイクアップまでご提案。お客さまの目元からお顔まで美しく演出します。

インフェイシャス(職種:アイスタイリスト)

インフェイシャスは、眉・まつげ・ネイル ― 「劇的に新しい私へ」がコンセプトとなっています。お客さまのそれぞれの美しさを引き出しながら、見た目を劇的に変身させる複合型のパーツビューティーサロン。

アイブロウトリートメントやまつげエクステンション、美爪を育むケア&カラーリングのネイルの美容施術など、一度のご来店で複数のサービスをご利用いただけるため、忙しいお客さまからご愛顧のお声をいただいています。

多くの美容アイテムを展開しているピアスグループの製品も取り扱っており、お客さまの美をトータルサポートすることができます。

インフェイシャスのアイスタイリストは、目元スタイリングのプロフェッショナルです。入社後は、眉(アイブロウトリートメント)とまつげ(エクステンション)両方の技術を習得することができます。お顔の印象を最も大きく変える目元を、お客さまそれぞれのお顔立ちやご要望にあわせてトータルプロデュース。

眉・まつげの施術は美容師免許取得者が、ネイル施術は「日本ネイリスト技能検定試験」に合格したスタッフが担当します。

アナスタシア ミアレ(職種:アイブロウスペシャリスト)

アナスタシア ミアレは眉専門サロンとして2004年に1号店をオープン。アイブロウトリートメントのパイオニアとして、これまで250万人以上の女性を中心としたお客さまにご来店いただきました。今では「アイブロウと言えばアナスタシア ミアレ」と言われるほどに成長しています。

施術後の美しく仕上がった眉を見て感動されるお客さまが多く、毎日大きなやりがいを感じることができるサロンです。

アナスタシア ミアレのアイブロウスペシャリストは、 独自の眉理論に沿った丁寧なカウンセリングで、お客さまの骨格や筋肉などのバランスを確認し、「自眉の美しさを生かした眉」をご提供。施術は、脱毛ワックスと専用毛抜きのツィザーを使用して処理し、自眉を最大限に生かした美しい眉を作り上げます。

ビューズ(職種:アイブロウスタイリスト)

ビューズは、眉カットや眉デザインを中心としたサービスをご提供する眉専門サロン

早くて自然な仕上がりに人気があり、身近なサロンとして女性だけでなく男性のお客さまからも愛されています。マスクで過ごす機会が増えて、パーツ美容の人気が高まる中、業界内でも注目のサロンです。

ビューズのアイブロウスタイリストは、丁寧なカウンセリングと技術テストをパスして専門知識を身につけています。

眉の施術は、お客さまの骨格に合わせてフリーハンドで行っています。施術後は、キレイを実現するメイクからいつもと一味違った自分を引き出すメイクまで、お客さまにぴったりのメイクもご提案

ナチュラルメイクもしっかりメイクも、眉だけでこんなに変わるという感動をお客さまと一緒に味わえるお仕事です。

まとめ

アイリストについて、仕事内容や必要な資格、進路、面接で役立つ情報をご紹介しました。

アイリストは、一緒にご紹介したアイブロウリストとともに、美容師免許を活かすことができます。
アイリストやアイブロウリストというパーツ美容の専門職は、お客さまの理想の美を叶える素敵なお仕事です。美容師からの転職を考えている方や美容専門学校への進学を考えている方、就職活動中の美容学生さんに、ぜひおすすめします。

また、今回ご紹介したパーツ美容のサロンを運営しているのは、美容業界大手のピアスグループという会社です。

ピアスグループでは、専門性の高い技術と知識を用いた施術を身につけることができます。本記事でピアスグループにご興味をお持ちいただいた方は、ぜひ下記リンクより求人情報をチェックしてみてください。

また、【Style-W(Woman&Work)】ではピアスグループで活躍する先輩インタビューの記事も掲載しており、実際に働いているスタッフの生の声を知ることができますよ!新たなキャリアの道をピアスグループで切り開いてみませんか?

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