【パーツ美容】アイリストって?

今、アイメイクや、アイブロウなどの【パーツ美容】が注目を集めています。以前はメイクの一部という認識でしたが、パーツ美容専門のサロンが登場するなど広がりを見せている新しい分野なのです。

本記事では、パーツ美容の中から【アイリスト】という職業について解説します。アイリストとは一体、どんな仕事なのでしょうか?

アイリストはどんな仕事?

一般的にアイリストとは、まつげエクステンション(まつエク)、まつげパーマ・カール、まつげカラーなどを行う、まつげ専門の技術者のことをいいます。

「アイリスト」という呼び方が浸透してはいますが、実はさまざまあり、アイラッシュデザイナーやアイデザイナー、アイリスト、EYETIST(アイティスト)という肩書を使用しているサロンもあります。社団法人日本まつげエクステンション協会によると「アイデザイナー」という名称で統一を図りたいという方針を発表しているため、アイデザイナーという肩書を使用しているサロンが多くなっています。

アイリストとアイブロウリストの違い

パーツ美容のなかには、アイリストの他にもアイブロウリストという仕事もあります。
アイブロウリストは簡単に説明すると「眉のプロフェッショナル」です。ひとりひとりの雰囲気や骨格からその人に似合う眉を提案し、デザインしていくお仕事。

アイブロウリストは眉が専門、アイリストは目元でも特にまつげが専門なのです。

アイリストとアイブロウリスト、同じパーツ美容の分野ではありますが、全く違う内容だということが分かりますね。また、アイブロウリストについては下記の記事で詳しく紹介しています。ご興味のある方はぜひリンクから覗いてみてください。

アイリストに必要な技術や資格は?

ここからはアイリストとして実際に働く際に必要になる技術や、資格について紹介していきますね。

アイリストに必要な技術は?

アイリストの仕事は大きく2つ、「まつげエクステンション」と「まつげパーマ」の施術があり、このどちらの技術も必要となります。

まつエクは自まつげの生え際付近にエクステを装着していきます。100本を1~1時間半ほどかけて、お客様のご要望に合わせて施術していきます。
また、まつげパーマは専用のパーマ液で自まつげをカールさせる技術です。約2週間~1ヶ月半ほどの長期間カールを持続させることができます。

アイリストに必要な資格は?

実はアイリストとして施術するには、美容師免許が必須です。

2000年頃から日本で流行し始めた「まつエク」は、当初は美容師免許は不要でした。しかし、人気の高まりと同時に施術を受けた方たちの目や目の周辺に多くのトラブルが発生してしまうことがあり、厚生労働省より「まつげエクステンションによる危険防止の徹底について」という通達が出されることになりました。
そのため、現在では美容師免許(国家資格)を取得していなければ施術できない職業となったのです。

美容師免許を取得するためには国家試験に合格する必要があります。しかし、国家試験の受験資格を得るためには「美容師養成施設」「専門学校卒業」が必要です。専門学校の美容科コースないし理容科コースで単位取得後、国家試験受験資格が付与されます。美容師専門学校の通学期間は2年間というのが一般的ですが、学校によっては昼間・夜間・通信課程などいくつか選択肢も存在します。

もともとは「美容師志望」で専門学校へ通っていたという方が、学校の授業などを通してアイラッシュやアイブロウなどの施術に興味を持ち、パーツ美容の道へ進まれるという方も少なくありません。
美容師免許の取得方法(資格試験にかかる費用、試験内容、試験対策など)について詳しくは下記記事で解説しています。

アイリストはどこで働くの?

さて、ここまでで、アイリストは「まつげのプロフェッショナル」であることや、美容師免許が必要な仕事であることが分かりましたね。アイリストとして美容師免許を活かして働く職場にはどういったところがあるのでしょうか?

アイラッシュサロンへの就職

一つ目は、アイラッシュサロン(まつげエクステ専門サロン)へ就職する道です。
パーツ美容の注目の高まりに比例し、複数店舗を持ってチェーン展開するようなサロンも増えつつあるのです。そのことからも、アイリストの需要と雇用が増えているといえますね。

しかしながら、雇用形態は契約社員やパート・アルバイトからスタートすることが多いのが現状です。
なかには、サロンの店長のみが正社員というところも少なくないのだとか。

将来的に独立してアイラッシュサロンの開業を目指す方にとって、専門サロンでの施術経験は必要不可欠だといえますので、経験を積んで高い技術を習得するためにもアイラッシュサロンへの就職はおすすめです。

最近では、雇用形態や福利厚生、給与体系を見直すサロンも増えてきているので、自分の希望条件に合わせて募集要項をよく確認してみましょう。

アイラッシュサロンで働く

アイブロウスタイリストへの転身

二つ目は、取得した美容師免許を活かしてアイブロウリストへ転身する道です。先ほど説明した眉のスペシャリストのことです。

実はアイリストとアイブロウリストは職業としてとても相性がよく、どちらの技術・知識も取得しておくことにより「眉とまつげのバランスに合わせたデザイン」を提案することができ、働ける場所が広がる可能性があります。アイリストの技術を取得した後はアイブロウリストとしての知識を学んでみるというのも今後のキャリアを検討するうえでプラスになるかもしれません。

アイブロウリストに興味のある方におすすめの就職先のひとつが、ピアスグループ(ピアス株式会社)です。
美容業界大手のピアスグループは、眉専門サロン【アナスタシア ミアレ】や【ビューズ】、眉・まつげ・ネイルの複合型パーツビューティサロン【インフェイシャス】、まつげエクステンションと眉デザインによるフェイスデザインサロン【ケサランパサラン】などの各ブランドも展開しており、アイリストとしての技術・知識を活かしつつ、新たな分野にも挑戦し活躍することも可能です。
もちろん未経験からでもアイブロウスタイリストについて研修で基礎から学び、プロの技術を身に付けることができます。自分でスクールや講座を探して通う必要もありません。また、お休みなど福利厚生や制度が充実しているので、プライベートとの両立を重視したい方にもおすすめの職場です。

眉専門サロンで働く

あなたのなりたい美容師像が見つかるかもしれません。興味が湧いてきた!という方は、一度リンクから覗いてみてくださいね。

美容室への就職

三つ目は、美容室へ就職する道です。

これからのキャリアとしてアイリストのみに限定して進んでいくのか、ヘアの仕事をメインとする傍らアイリストとしての仕事もしていくのか…まだお悩みの方はひとまず美容室で働きながら、今後について自分には何が合っているのか、じっくり検討してみてもいいかもしれません。

ただし、美容室に就職すればメインはヘアの仕事になるので、アイリストとして磨いてきた技術はあまり活かせないかもしれません。美容室で実際に働いてみた結果として、やはりアイリストとしての仕事をメインにしたいと思ったら転職する、としても遅くはないと思います。

美容師免許を活かしたキャリアを、自分のライフプランと併せてさまざまな可能性を検討してみてくださいね。

ヘアサロンで働く

美容師免許を活かした働き方は様々

今回は、アイリストについて紹介しましたが、いかがでしたか?

まつげや眉はひとつひとつは小さなパーツですが、その人の印象を決めるとても大切なポイントです。1mm単位の正確な技術を要し、学べば学ぶほど奥が深いパーツ美容の世界。

まだまだ新しい分野であるパーツ美容ですが、注目度に比例し、働ける環境が急速に整いつつあります。美容師免許を活かした働き方にお悩みの方は、アイリストやアイブロウリストなどのパーツ美容に挑戦してみてもいいかもしれません。

本記事が、あなたらしい美容師としての働き方を見つけるヒントになれば幸いです。
(↓)ピアスグループの採用情報はコチラ

関連する記事

関連するキーワード

著者